１９のいる教室
| 教卓 |
| 岡平くん | ||||
| 岩瀬くんの 前の生徒 |
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| 岩瀬くん | 岩瀬くんの 隣りの生徒 |
あなた | ||
| 岩瀬くんの 後ろの生徒 |
||||
| 中村くん | 男子生徒 |
あなたは３年B組の教室のちょうど真ん中にいます。
教卓の真ん前にはあなたのクラスの問題児、岡平健治くんが座らせられています。
岡平くんは1番前、しかも真ん中の席だというのに授業中に早弁をしたり作曲をしたり岩瀬くんにメールをしたりと、
その堂々たる姿には逆に男らしさを感じるほどです。
窓際の真ん中の席には、もう１人の問題児、岩瀬敬吾くんが位置しています。
岩瀬くんは時々フラリと教室を抜け出てしまうことがあるので、
岡平くん同様、先生から座席を指定されてしまったのです。
岩瀬くんの周囲の生徒達も岩瀬くんの一挙手一投足に気が気ではありません。
今日は天気が良いので、どうやら岩瀬くんはお昼寝している様です。
いや、寝ていません。寝ていませんでした。ただ単にボケーっとしていただけの様です。
あなたは教室のド真ん中の席なので、２人の様子が手に取る様によく見えます。
なのであなたは暇な授業の時にはしばしばどちらかを観察し、暇をつぶしています。
そしてもう１人、あなたには色んな意味で気になる人がいます。
１番後ろの席にひっそりと構える中村満くんです。
彼は授業中はたいていノートに絵や、詩の様なものを描（書）き付けています。
机の上のインクやカラーマーカー等を隠そうともしません。
先生達はなぜか暗黙の了解の下、中村くんを注意しようとする人は誰もいません。
普段は静かにしている中村くんですが、時として友人や先生に対し、詩的な表現を交え自分の意見をぶつけることがあります。
それがちょっとコワいので、いつも「ちゃんと授業を聞けよ」と注意したいと思っている隣りの男子生徒は、未だに何も言えません。
こうして、今日も３年B組の平和な１日は過ぎて行くのです・・・。
クラスメイト紹介
