サトウくんのこと


私が高1〜2のある日、19出演中の「うたばん」を見ていると、同じく19を見ていたうちの父親がふと言いました。
「このケイゴってのは・・・サトウによく似てるなあ。」
「は?誰?」って感じですが、
聞くところによると、最近お父さんの会社に東京から派遣されてきた若者が、ケイゴに似ているらしいのです。
そして名前は”サトウ”くんというらしいのです。
父曰く、「笑った感じと通った鼻筋が似てる。」らしいのです。
なんとファン心理を掴んだ人なんだサトウくん!!!
私はケイゴ似というだけで、まだ見たことさえない”サトウ”という若者に好印象を持ち、更によく話を聞くと、
サトウくんは(当時の)ケイゴ同様、のんびりサワヤカ癒し系で、素直で大変良い子だということでした。
しかも、なんとも羨ましいことに(笑)、サトウくんにとってはうちの父が上司であるが為に
「昼飯は誘って連れて行ってやってる」らしいのです。
お父すわん!!!いーな!そんなかわいい部下!!
いっぱい面倒見てあげなきゃダメだよ!!!

私のあまりの食いつきぶりに、父は後日、わざわざサトウくん1人の写った写真を持ち帰り、見せてくれました。
顔の感じとか似てましたね。おっとりしてて優しそうな若者でした。

以来、私はちょくちょく「今日はサトウくんどうだった?」等、帰宅した父に尋ねるようになり、
父は父で、「今日はサトウと一緒にな・・・」と自らサトウくん情報を持ちかけてくれました。
ていうか余裕でサトウくんを”くん”付けしてるけど当時高2だった私に対しサトウくんは6〜7歳年上でした。
ごめんよサトウくん(←直ってないし)。

ある日、私は父からサトウくんのケータイ番号を聞きました。
別に聞いたからってサトウくんに電話をかけようとかその番号を売ろうとか(おい)そんな気は一切無く(あったらコワイし)、ただノリで、知ってて損はないなっていう自己満で(笑)聞いたのです。

そしてまた別の日、手にケータイを持って校内をわたわたと走っておりますと(←元気っ子!?)、その反動で気付かぬうちにボタンをプッシュしていたらしく、ふとケータイを見ると”通話中”。
いつの間にか誰かにかけてたらしい(笑)。
とりあえず電話を耳元にあててみると、男の声で「もしもし?もしもーし?」
再びケータイ画面を見ると、”サトウくん”の文字が!!!
そうです、偶然にも幸運にも(おい)
サトウくんにかけてしまっていたのです。
サトウくんは当然私のことを知らないし、私に番号を知られていることも知らないし、私が上司の娘であることも知らないので(コレはどーでもいい)誰からかかってきたかは謎なわけで。
私は再び電話を耳にあて、サトウくんの「もしもしー??」を数秒楽しみ(変態!)、何も言わずに電話を切りました(ド変態!←でもここで自己紹介とかしだしてもな・・・)。
以来、私はサトウくんへの無言電話が病みつきに・・・

なんてことはありませんでしたが(笑)、サトウくんとの秘話(?)はそれっきりで、19が解散した後、サトウくんが任務を終え、東京に戻ったことを父から聞きました。





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